そっとチラ裏@はてなブログ

はてな女子みたいなステキなブログが書きたいな!オッサンだけどな!

片山さつき議員の一連のツイートは、ネット上における議員活動黎明期の教訓として後世に伝えるべきかもしれないw

 片山さつき議員ツイートにコーヒーを噴かされたのは、これで何度目だろう。

 議員がつぶやいたのは、「竹島を守ろう!」とかではなく「ハム速を守ろう!」である。
 よりによって、あのハムスター速報をであるw

 このツイートには唖然としたが、思い返せば、片山さつき議員はこれまでも面白ツイートをインターネットに刻んできた。

■2009年クリスマス、メガネ王氏に釣られる

 あのメガネ王氏が、当時の首相・鳩山由紀夫氏になりすましてツイートした騒動があった。懐かしい。

 この時もコーヒーを噴かせてくれたのが、「ぜひフォローしてください!」と偽者に熱く語りかける片山さつき議員のツイートだった。

 そもそもこのアカウントが片山さつき議員本人なのかが疑われていたのも、微笑ましかった。
















鳩山由紀夫
@nihonwokaeyou
 偽物と呼ばれている私でよろしければ、お願いいたします。お互いに頑張りましょう。 RT @nihonwokaeyou 片山さつきです!ぜひフォローしてください!為政者は色々な意見に耳を傾けるのがご器量!(2009-12-25 19:44:34) link
MIZUNO Kodai
@K0da1
 片山さんは本物(^ω^)??RT @katayama_s: みなさん、ご心配かけました?官邸が来年ツイッターを始めると発表したので早手回しにダミーが出たのかなと。それからアゴラの原稿を書いて「ツイッター見てから寝よう」と思ったら(笑)なりすましさんも、面白そうな人じゃないですか。(2009-12-26 00:20:16) link
片山さつき
@katayama_s
 @K0da1 私は本物ですよ!、(2009-12-26 00:25:49) link


■2012年2月、フォロワー数は民意!敵は福島みずほ社民党党首

 Twitterのフォロワー数を、まるで選挙の票数のように扱い、ここまで熱く支持を求めた議員は前代未聞かもしれない…

 こういうツイートなら微笑ましくもある。
 しかし、見てギョッとするようなツイートも数々残している。

■2011年7月、フジテレビ韓流問題の震源地に突撃

 例えば、俳優の高岡蒼甫氏が、韓国モノが最近多すぎではないかとフジテレビを批判するツイートを流した事を発端に発生した、フジテレビ韓流騒動での事。

 渦中の人、所属事務所を退いた高岡蒼甫氏のアカウント(@tkok_sosk_8228)に、片山さつき議員が芸能レポートさながらに突撃ツイート。

 その後、高岡氏から何か連絡があったのかは分らない。
 しかし、このツイートで終わりではなかった。片山議員はこの騒動に関して議員として行動を起こすに至っている。

批判の矛先はフジテレビに留まらず、さらにNHKにも。

■政治家は、どこまで積極的にTwitterを使うべきなのか?

 その後も、片山さつき議員は益々元気に、注目を集めるツイートを繰り返している。

 これらのツイートは、片山さつき議員にとってプラスになっているとはあまり思えない。
 そもそもTwitterという短文メディアは、140文字という文字数制限と手軽さゆえに、発言が雑になりがちだ。長文の主張を複数のツイートに分割して流しても、その全てが読み手に届くとは限らない。一連のツイートの中の一つの断片ツイートだけがリツイートで拡散し、文脈は切り取られ、誤解もされがちだ。Twitterは、政治的な主張を演説する場としは適さないように思う。
 また、ツイートが注目されれば、あるいは元から有名人のアカウントは、1対多の非常に困難な対話に巻き込まれる。「発狂トリガー」 が多い政治の話題は特にそうだ。そういう状況でまともに対話、議論を続けられるのは、特殊な才能、経験、精神の持ち主に限られるように思う。そしてそれは、政治家に必須なものとは思えないw

 Twitterを政治的な演説や議論の場として使うのは難しい。
 企業等の公式アカウントで比較的に評判の良い成功例と呼べるものは、Twitterをイメージ戦略の道具として使っているものが多いように思う。つまり、親しみ易い気さくなツイートによって好感度を上げたりとか。
 それは政治家の活動で言えば、地元の街中や行事の場で有権者の人々と握手でもしながら交わす一言二言に相当すると思う。そういう感覚で、政治家はツイートした方が上手くいくんじゃないだろうか。

 ま、片山さつき議員のツイートはこのままの路線で行ったほうが、端から見る分には良い娯楽だけどw