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そっとチラ裏@はてなブログ

はてな女子みたいなステキなブログが書きたいな!オッサンだけどな!

BS歴史館「暗号名 ブロークン・アロー〜隠された核兵器事故〜」が興味深かった

 7月22日放送。非常に興味深い番組だったけど、実は日本の沖縄沖海底にも核爆弾が未回収のまま沈んでいる件について、軽く触れただけで流してしまった点は残念。


1966年1月。スペインの田舎町パロマレスに突然、核弾頭が降ってきた。上空を飛行していた米軍機の落下物。爆発は免れたものの、プルトニウムが飛散した。こうした米軍による重大な核兵器事故は、暗号名「ブロークン・アロー」と呼ばれ、32件ある。しかし、詳細はトップシークレットで、汚染の実態も明らかにされていない。歴史の闇に葬られたブロークン・アローの真相とは。核をめぐる知られざる真実を追う。

https://pid.nhk.or.jp/pid04/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20110722-10-00206

■海外での2つの核兵器事故〜スペインのパロマレスとデンマーク領グリーンランドのツーレ基地〜

 番組は、1981年5月に米国がこれまで軍事機密とされていたものを報告書として公開した、1950年以来発生した32件の核兵器事故の中から2つの大きな事故を紹介している。

 一つは、1966年1月、スペインのパロマレスで起きたB-52G戦略爆撃機の墜落事故。落下した核爆弾は最悪の核爆発は回避できたものの破損。プルトニウムなど放射性物質を撒き散らした。

 当時米軍は、核兵器片や汚染した土壌を回収。しかし汚染土壌の回収は不十分だったのではないか、との地元研究者の主張を紹介。また近年、核爆弾落下地点が立ち入り禁止になったことも紹介。

 もう一つの事故は、1968年1月、デンマーク領グリーンランドのチューレ空軍基地で起きたB-52G戦略爆撃機の墜落事故だ。

 当時、基地で勤務し防護服無しで消火活動を行ったイヌイットやデンマーク人が被爆した可能性と、被爆を訴えるデンマーク人元従業員による被害者の会の活動を紹介。


 これらの事故の背景に、東西冷戦下、宇宙開発競争で先行するソ連が大陸弾道ミサイルで先制攻撃を行う事を恐れた米国が、核兵器の実弾を積んだ戦略爆撃機を交替で次々と飛ばして24時間常時空中待機させるクロム・ドーム作戦という核兵器事故が発生するリスクが高い運用を行っていた事を紹介する。

 また、これらの事故について、事故を起こした米国政府は機密指定が解除された文書については一部墨塗りの上で公開している一方、事故被害国の政府はダンマリを決め込んでいるネジレ状態も紹介。

■日本の沖縄沖でも起きていた核兵器事故

 問題なのは、この核兵器事故ブロークン・アローが、日本でも起きていたということ。残念ならが番組の中でこの事故については、ゲスト小川和久氏のコメントで軽く紹介するに留まっている。











mametanuki
まめ狸

#nhkbsp BS歴史館 「暗号名 ブロークン・アロー〜隠された核兵器事故〜」。NHKのヘタレ取材にガッカリ。スペインやデンマーク政府に取材する時間があるなら、沖縄海底の水爆について日本政府のコメントを取って来てよぉ!!
(2011/07/22 22:11:44)
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 事故は、スペインのパロマレスでの戦略爆撃機墜落事故の一ヶ月前。1965年12月5日、ベトナム戦争の作戦区域から休暇のため横須賀に向け航行中の空母「タイコンデロガ」で起きた。

 核爆弾の実弾を搭載したA-4艦載攻撃機を、格納庫から飛行甲板に機体移動させるためエレベータに載せるべく整備員が手押ししていた際、勢い余って海に転落させてしまったのだ。そして水没したパイロットも機体も、核爆弾も回収できなかった、という事故だ。











kanose
加野瀬

@mametanuki 1965年に日本近海で空母タイコンデロガから水爆搭載のスカイホークが昇降機から落ちたというブロークンアローが起きてるんですよね。水深5000mなので水爆は未回収
(2011/07/16 09:57:11)
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 1989年に環境保護団体「グリンピース」が、水爆水没地点が沖縄沖であることをスクープし、日本の新聞社も当時報道したらしい。

1965年に沖縄沖で米軍の水爆が水没&未回収となったブロークンアロー事故に関する与野党議論。
mame-tanuki
, 2011/07/23

 番組を見て消化不良の人には、講談社文庫のドウス昌代氏のドキュメンンタリー『水爆搭載機水没事件―トップ・ガンの死』をオススメしたい。自分もまだ斜め読みだけれど、非常に興味深い内容。
 単純に、事故を隠蔽した日米政府はケシカラン!という話ではなく、この事故がどのようなものだったのか、事故の関係者──死亡したパイロットや機体を押していた整備員たちは、どのような人々だったのか、なぜパイロットは脱出しなかったのか、事故の原因はなんなのか、そもそもなぜ核兵器が空母に配備されていたのか(=ベトナム戦争における戦術核使用作戦という選択肢)、今も沖縄海底に沈んでいる核兵器はどのようなものなのか(本当にヒロシマの50倍規模の戦略核なのか、戦術核なのか)、日本政府はどのように対応したのか、そして我々日本国民はこの事件をどのようにして忘れていったのか…多岐に渡る論点を、米国が公開した公文書だけでなく、当時の関係者へのインタビュー、死亡したパイロットの日記などを元に詳細に論じるドキュメンタリー本。

水爆搭載機水没事件―トップ・ガンの死 (講談社文庫)

水爆搭載機水没事件―トップ・ガンの死 (講談社文庫)

 また、最新号の『軍事研究』でもタイミング良く「ブロークンアロー」をまとめた記事が。

軍事研究 2011年 08月号 [雑誌]

軍事研究 2011年 08月号 [雑誌]

















mametanuki
まめ狸

今夜 #nhkbsp BS歴史館 「暗号名 ブロークン・アロー〜隠された核兵器事故〜」 http://goo.gl/LIJKd が放送されるけど、タイミング良く軍事研究 2011年08月号 http://t.co/s6NR36j でブロークンアローの記事(野木恵一氏)が
(2011/07/22 18:57:15)
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ROCKY_Eto_Iwao
浜田一穂江藤巌 野木恵一)

核兵器事故について書いてるが、核搭載機の墜落を描いた映画が案外多い。「サンダーボール作戦」に「魚が出てきた日」、「ブロークン・アロー」。「ザ・ダイバー」は事故後の核爆弾回収作戦が主人公の運命を変える。他にもあったか?
(2011/06/23 20:39:40)
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【関連本】

燃える地の果てに〈上〉 (文春文庫)

燃える地の果てに〈上〉 (文春文庫)












mametanuki
まめ狸

1966年、スペイン・パロマレスで実際に起きた米軍による核兵器事故(ブロークンアロー)を絡めたミステリー小説。
→燃える地の果てに〈上〉 (文春文庫) by 逢坂 剛 http://t.co/83ibXnK
(2011/07/16 09:38:20)
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mametanuki
まめ狸

やっぱり、ゴルゴ13もブロークン・アローを扱ってたのか…「ノルウェイ領にてアメリカの核兵器事故発生!核兵器回収を巡り、CIAとKGBが激突。この地にゴルゴが現れて・・・」 / ゴルゴ13総合研究所『俺の背後に立つな!』: ゴルゴ13第2… http://htn.to/GhDuYy
(2011/07/16 09:46:47)
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Broken Arrow - Vol II - A Disclosure of U.S., Soviet, and British Nuclear Weapon Incidents and Accidents, 1945-2008

Broken Arrow - Vol II - A Disclosure of U.S., Soviet, and British Nuclear Weapon Incidents and Accidents, 1945-2008












mametanuki
まめ狸

米国だけでなく、ソ連や英国での核兵器事故(ブロークンアロー)も紹介した本らしい。 / Amazon.co.jp: Broken Arrow - Vol II - A Disclosure of U.S., Soviet, and Bri… http://htn.to/cZ6RmX
(2011/07/23 11:08:22)
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