そっとチラ裏@はてなブログ

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はてなブックマークの新ページは何故に不人気なのか?

この記事は、はてなブログベータテスト用に自分のはてなダイアリーの下記記事を転載したものです。
http://d.hatena.ne.jp/mame-tanuki+tiraura/20120226/Hatebu_userpage



 ネットサービスの新デザインUIは、多くの場合、一定数の既存ユーザーから嫌われる傾向にあると思う。Twitterもそうだし、Googleリーダーの新デザイン も不快を訴えるユーザーが多かった。

 もちろん、慣れの問題というのもある。ただ、この手のユーザーからの反発の声に共通する内容の一つは「表示される情報量が減った」という不満の声。

■「表示される情報量が減った」って、どういうこと?

 「表示される情報量」という表現は曖昧なので、自分なりの解釈で説明すると、

 端末のディスプレイ上に、画面をスクロールしたり「もっと表示する」ボタンを押下しなくても一度で表示にされている情報量

これが、この場合での「表示される情報量」だと思う。
 例えば、

  • 余白が増える
  • 文字が大きくなる
  • サイドバーが追加されたり、横幅が広くなりメインコンテンツの幅が狭くなる
  • 新しい項目が追加される
  • 一覧情報の一部が省略され「もっと表示する」ボタンが設置される

などの変更により旧デザインと比べて、画面が縦に長くなってより多く画面のスクロールが必要になったり、隠された情報を表示するためにボタン押下操作が必要になったりした場合に、「表示される情報量が減った」と嘆くわけだ。
 したがって、デザイン変更前後でページに掲載されている項目が変わらない、あるいは逆に増えていたとしても、「表示される情報量が減った」という怨嗟の声は挙がってくる。

はてなブックマークの新ページも不人気

 先週から誰でも利用できるオープンベータに移行した、はてなブックマークの新ユーザーページ。

 やはり、旧デザインに戻したいという要望がユーザーから出ている。旧デザインに戻す方法を解説した記事が人気だ。

 そもそも、戻し方が分かり辛いというユーザーからの不満の声の表れでもあるけどw


miruruna
瑶琳
はてなブックマーク

(2012/02/25 15:07:43)
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はてなブックマークの新ページも「表示される情報量が減った」

 自分が感じた不満も、やはり「表示される情報量が減った」だった。


mame-tanuki

村長のはてブお気に入りページはニュースチェックに使っているので、旧UIに戻してもらった時はちょっと嬉しかったw>どうも情報が減った感があるので、現在は使ってない
(2012/02/25)
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 ただやはり、「情報が減った感」の一言では分る人にしか分からないようなので、ちょっと説明する必要がある。


asakura-t
id:mame-tanuki お気に入りページは新デザインでも見れるんでは?(何か変わってましたっけ?)/id:tailtame (勘違いしてた)オートページはオフにできるけど、憶えてないのね。あれはバグっぽい気がする。。。
(2012/02/25)
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mame-tanuki
id:asakura-t 3カラム化&アイコン大きい&記事の概要表示化によりエントリーごとの表示縦幅が激増=視界に入る情報量激減=必要なスクロール量激増>お気に入りページ
(2012/02/26)
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asakura-t
id:mame-tanuki なるほど。僕は概要が出てた方が嬉しいから、その点は新しい方がいいかな。アイコンはともかく2カラムにして欲しいけど。。。
(2012/02/26)
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kanose
id:mame-tanuki id:asakura-t そうそう、自分もお気に入りページの情報激減ぶりにはびっくりして、これは戻したい!と強く思った
(2012/02/26 )
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「お気に入り」ページで、一つのエントリー情報を表示するのにどの程度のスペースを使っているのか、新旧デザインで比較すると分り易い。

f:id:mame-tanuki:20120226100805p:image

たしかに、私のようにお気に入り登録数が2桁程度のページだと、まだ許容の範囲内だ。しかし、お気に入り登録数が3桁の場合を想像して欲しい。新旧デザインでの「表示される情報量」の差は歴然だ。

■「表示される情報量が減った」と感じる人は、「読む」のではなく「見ている」

 「表示される情報量が減った」という感覚は、分る人には分るし、分らない人には分らない。「表示される情報量が減った」デザインの方が見やすいと感じる人も少なくないだろう。ひょっとしたらそういう人の方が多いのかもしれない。「表示される情報量が減った」と文句をたれる人たちは、自分も含め、いわゆる「情報ジャンキー」なのかもしれない。その不満の声は、情報の収集を手段ではなく目的にして堕落した人々の戯言なのかもしれない。

 それはともかく、これは想像だけれど、自分と同じように「表示される情報量が減った」という感覚を持つ人は、本を斜め読みとか速読するように、画面を「読む」のではなく「見ている」のではないかと思う。文字サイズが大きい方が、余白が多い方が文字が読みやすいでしょ?という主張を感じるデザインに対しては、「イラッ」と来る。だって、私は情報を「読む」のではなく「見ている」のだから!

 今にして思えば、約一年前に「はてなブックマークのエントリーページ(ブックマークコメントの一覧が表示されるページ)を見やすく改良しましたと言われた時に感じた、言葉で表し辛い不満もそれだった。読みやすくはなったけど、逆に見辛くなった。「表示される情報量が減った」と感じたのだ。
 はてなブックマークのエントリーページで余白を増やしたり、コメントのみを表示することで、確かに、コメントは読みやすくなった。でも、私はエントリーページを「読む」のではなく「見ていた」のだ。エントリーページを一つの「風景」として俯瞰していた。例えば、「コメントのないブックマーク」もその風景の一部だった。コメント率も風景として感じることが出来た。

 「読む」のではなく「見る」ことで、より効率的に情報の取捨選択をしているんだけどなぁ。「ページの風景が囁きかけるんだよ!」とかホザくと、「この腐れ情報中毒者がァ!」とか言われそうだけどw