そっとチラ裏@はてなブログ

はてな女子みたいなステキなブログが書きたいな!オッサンだけどな!

jkondoの言う「インターネットの1階と2階」の例え話は、上下が逆か?

この記事は、はてなブログベータテスト用に自分のはてなダイアリーの下記記事を転載したものです。
http://d.hatena.ne.jp/mame-tanuki+tiraura/20120202/HatenaOneHatena



 はてなが、またまたよく分らない新サービスを始めた。たぶんSNSというか、ぶっちゃけFacebookとかGoogle+的なアレなのだろう。恐らくは既存の自社サービスをソーシャルに統合していくという点ではGoogle+的な戦略なのだろうか。ただ、サークル的な「ともだち」を分類する機能は無い


jkondo
近藤淳也
はてなOneスタートしました!インターネットの2階と1階をつないでいきます / “はてなをともだちと一緒に楽しむ「はてなOne」をリリースしました - はてなOne開発ブログ” http://t.co/AjEW422m
(2012/02/01 18:44:38)
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 ここで語られる「インターネットの2階と1階」というのは、インターネット上のオープンな領域とクローズドな領域のことだ。

インターネットは今、2階建て構造になってきていると思います。


巨大なプライベート空間であるfacebookが1階。ともだちとのおしゃべりをする場所です。
それに対して、オープンなインターネットが2階。検索エンジンが到達可能な領域です。ブログやtwitterなどのオープンなサービスがここに属します。


■「インターネットのプライベートでクローズドな領域は1階、オープンな領域は2階」って逆では?

 ここで妙に引っかかるのは、インターネット上のオープンな領域とクローズドな領域を二階建ての建物で例えた場合、一般的なイメージでは上下が逆じゃないかという点だ。

 一般的な日本の二階建て家屋をイメージすると、1階には玄関があり、客間、居間、キッチンなどがあり、2階は寝室や子供部屋。したがって、1階は比較的にオープンな領域で、2階は比較的にプライベートな領域のイメージがある。なぜ、はてなの社長jkondo氏は、上下逆にイメージしたのだろうか?謎である。

 謎であるが、そこに今回の不可思議新サービス「はてなOne」の意図を解く鍵があるように思う。

 謎の古代遺跡を見て「古代人は、何を考えてこんなものを作っちゃったのかねぇ」と歴史ロマンに思いを馳せるように、ちょっとテキトウに考えてみよう。

■インターネットの玄関は1階にあると考えれば…

 上記の記事「2012年に向けて」の引用箇所の続きを読むと、「インターネットのプライベートでクローズドな領域は1階、オープンな領域は2階」と例えた意図が見えてくるように思える。

一方で多くのインターネットユーザーが、居心地の良いプライベート空間に活動の拠点を移しており、新たにインターネットに入る人もこちらが入り口になりつつあります。


 つまり、これからインターネットに接する人々の場合、mixiFacebookGoogle+のようなクローズドなサービスから入門していくようになる、という見解だ。したがって、インターネットを建物に例えると、ネット初心者がインターネットの玄関口を開けると、そこはプライベート空間というワケだ。だから玄関のある1階はインターネットのプライベートでクローズドな領域なのだ。

■ネット初心者を2階に連れ込め!「ほら、はてな怖くないよ!」

 さらに文章はこう続く。

しかしもちろん、オープンインターネット空間の良さが無くなったわけではありません。
facebookには、これまでに知り合った知り合いはいても、これから知り合うべき人との出会いはほとんどありません。皮肉なことに、本当にsocial networkingをしたい場合は、オープンな領域に出て行く必要がある、という状況が生まれています。


 つまり、インターネットのプライベートでクローズドな領域から入門したインターネット初心者を如何にしてオープンな領域に導くのか、それが、はてな社が2012年に取り組むべき課題の一つである、という話だ。「オープンなインターネット怖くないよ。新しい出会いがあるからオジさんについておいで。ほら、"はてなOne"もあるから……というワケだ。

■「はてなOne」は、はてな村人向けではないかも?

 したがって、この「インターネットの2階と1階」という例え話は、インターネット入門者視点、あるいはインターネット入門者をオープンなインターネットに連れ込む先達者視点の話なのだと思う。だから、既にインターネットの奥深くオープンな領域を我が物顔に闊歩する既存のはてなユーザーにとっては、いまいちピンと来ない話になっているのかもしれない。

 そして、そういう「インターネットの2階と1階」論の延長線上に「はてなOne」という新サービスがあると考えるならば、その重要な役目の一つは、インターネット入門者をプライベートな領域からオープンな領域、特に既存のはてなの各種サービスに誘導することなのかもしれない。


mame-tanuki

なるほど、はてな村に一般人を連れ込む装置なのか…。>「友人のみに氏名やプロフィールなどを公開できる機能を備えることで、はてなの各種サービスを友人とともに」
(2012/02/01)
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「"ともだち"と一緒なら、はてな怖くないよ!」というワケだ。

 だとすれば、一人飯ならぬ一人はてなとか全然怖くないよという既存はてなユーザーにとっては、「はてなOne」は別に面白味は無いサービスになるかもしれない。