『熱海の捜査官』第１話を見る〜だいたいわかっちゃいました〜
オダギリジョー、ふせえり、岩松了など、あの『時効警察』キャストが帰ってきた！って感じで期待した『熱海の捜査官』。
正直、微妙。
次々と飛び出す小ネタギャグに、リズム感が無いというか。『時効警察』のような登場人物同士の会話の連携プレーみたいな気持ち良さが無い。そういうのを期待したら、ダラダラとしたキャッチボールだった。しかも、ボールを受けた側が投げ返さないみたいな。まぁ舞台が温泉街だし、そういうのほほ〜んとしたノリは狙い通りって感じなんだろうか。
あと、一話完結だと思ったら続くのね、これ。そういうストーリーのテンポも、ちょっと期待してたのとは違った。そんなに引き伸ばせるネタなんだろうか。ラストの海中からバスをサルベージして宙吊りにするシーンも、シリアスなドラマなら事件の奥深さを印象付けるイイ絵なんだろうけど、コミカルなドラマであれをやられても、間が持たないというか。
神山健治監督の『東のエデン』に引き続き、『世紀末オカルト学園』にしても、この『熱海の捜査官』にしても「１話で全裸の男を出して笑わせようとする作品はハズレ」みたいなジンクスを作らなければイイな、と。
